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クリスタル・ケリー通信

食べて美しくなる! フランス流、薔薇活用法
 コラム 

食べて美しくなる! フランス流、薔薇活用法

2020.11.12

食べて美しくなる! フランス流、薔薇活用法

食べて美しくなる! フランス流、薔薇活用法

フランスでは薔薇は美の象徴とされ、あらゆる世代に愛されている花です。部屋に飾ったり、大切な人へプレゼントするのは日本と同じですが、フランスではハーブとしても広く浸透しています。

フランスには薔薇の食品がたくさん販売されています。コンフィチュールや花びらの砂糖漬け、キャンディー、チョコレートなどが一般的で、そのままおやつとして食べたり、コンフィチュールや花の砂糖漬けはアイスやヨーグルトにトッピングしても美味しくいただけます。デザート系の食べ物だけでなく、薔薇のリキュールやビネガー、スパイスなどもあり、広く料理に使われています。

フランス人はマルシェなどで無農薬の薔薇が手に入ると、花びらをお茶に入れて飲んだり料理に添えて食べたり、オーブンで乾燥させた後、細かく砕いて美容クリームに混ぜて使います。食用のローズ・ウォーターはそのまま飲むだけではなく、果物やサラダにふりかけたり、凍らせてシャンパンに入れて飲んだりします。まさに「薔薇色の日々」ですね。

その美しさを眺めるだけでなく、嗅覚や味覚を使い五感を駆使して存分に楽しもうとする姿勢に、彼らの薔薇への愛の深さを感じます。それは薔薇との長い歴史がもたらした生活の知恵なのかもしれません。

ヨーロッパのバラの普及に一役買ったのは、11世紀から13世紀にかけて、聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還するために遠征を行った十字軍です。十字軍は東方の様々な薔薇を自国に持ち帰って広めたと言われています。この時代にフランスの都市プロヴァンでは、十字軍がイスラムから「ロサ・ガリカ・オフィキナーリス」という、ラテン語で「薬効がある」という名の薔薇を持ち帰りました。それから19世紀にいたるまで、この「オフィキナーリス」は薬用植物として公式に認められ、軽い不調を改善させる万能薬として、消毒や軟膏、うがい薬、目薬、湿布として使われていたそうです。そしてプロヴァンはこの薔薇で有名になり、今もなお、バラを使った製菓業が盛んに行われています。

古くより薔薇が身近な薬として人々の生活に溶け込んでいたので、今でも気軽に食べることが健康法の1つとして考えられているのでしょう。薔薇を上手に生活に取り入れて暮らすフランス人のアイディアは、ぜひ真似してみたいですね。

参考資料:『薔薇をめぐるパリの旅』アトランさやか著 毎日新聞社